2013年6月13日木曜日

クラウンGRS202(完成)

またしてもやっつけ仕事で完成に持って行きました。



いわゆるVIPカーという、何がVIPなんだか解らないクルマのモデルな訳ですが、模型的見栄えという点では良い雰囲気だと思いますね。大きなホイール、何を調整(ネジ)してもしないでもこの車高になることも手伝って、ワタシのような素組派にはそこが狙いなら良いキットです。
そういう意味では嫌いではありませんが、やっぱりノーマルを制作してみたかったな、というのが正直な所です。



 

キットのプロポーションは良いと思いますが、エアロパーツによってそう見えるだけかもしれません。実車の200系クラウンは、意外とスマートにワタシの目には映ります。このキットでは何だかウエストラインの高さが実車とちょっとイメージが違うような気がしますが、実際にはデフォルメしないでスケールダウンした、みたいなところなのでしょうかね。
テールレンズは凝った構成で、レッド部は着色成形ですが、その上にクリアパーツ(ウインカーとバックランプ)を嵌めるようになっているため、そのクリアが沈んでしまうのでちょっとリアリティに欠けるかもしれません。フロントグリルは立殩のメッキが目立つので、エナメルブラックでちょっと汚してみました。




今回は塗装ムラが一番の失敗でした。パール粒子はMGパールというのを使っていますが、白の上に被せてパールホワイトにする分には目立ちませんが、グレー系の上に乗せると、エアブラシの使い方が下手なのが露呈してしまいますね。これが塗装時ではなく、研ぎ出しを進めると目立ってくるので始末に負えません。
パールでオーバーコートする際は、(ワタシ程度のウデでは)口径の大きなブラシでバーっと吹くのが良いのかもしれません(今回は0.3口径使用です)。
インテリアは塗り分けを失敗、まぁそれはいつもの事(笑)ですが、現代車はグラスエリアがそこそこ広いし、今回のようにムーンルーフを再現したりすると、あらら・・・みたいになってしまいますね。
まぁ、それ以前に、プレミアムシルバーにしようとして、ただの淡ブルーになったボディカラーがどうにも・・・。エアロのモデルなので塗り替えました!という脳内設定で(笑)。




いずれにしても現代キットは優秀ですね。
テール・ヘッドライトレンズは微妙に合いが良くないのですが、許容範囲だと思います。
もちろん、ハイレベルな制作をされる方から見れば、このフロント画像のように、ヘッドライトとボディの隙間が”甘い”要素にはなるんでしょうが、プラモデルというキットを楽しむというレベルでは全くの許容範囲だと思います。

ドアハンドルが別パーツ、しかも形状が結構リアルなのは良いのですが、リアのメッキガーニッシュと共に、こんな小さな(線が細い)ものを塗り分ける技量はないので、この2点はメッキパーツのママです。


さて、次作はちょっと手を入れるものをやってみようかと思っています。