2014年1月19日日曜日

430セドリック_GLE(1)

なんですね、新規金型新発売としては、やや不満の多いキットですよ、ワタシには。





 
フロントグリル下に一部ボディのパネルが一体化されてしまってるのは、他所でも取り上げられている通りですが、ボンネットとボディ-グリルの合いがあまり良いとは言えません。ただ、無理矢理固着してしまえば何とかなるレベルではありますが・・。
オペラウインドゥのモールドもボディ側ルーフのモールドと合いません。というか、Cピラー側は大きく溝もできてしまいます。オペラウィンド裏面はガリガリペーパーをかけないと、ちょっと収まりが悪いですよ。
 

各部スジも甘いめで、かなりタガネで彫り倒しました。サフを吹いて確認しましたが、リアバンパーとボディ間の溝は目立ちますね、パーツの合いが悪いというより、設計自体が甘いのかと思います。埋めようかと思いましたが、凹部分はペーパーをかけるウデがないので、とりあえずこのまま行きます。ルーフからオペラウィンドにつながるモールの隙間はかなり気になりますので、ここはちょっとパテを盛りました。





ネタを思いつかなかった、というのもあるのですが、今回は個人タクシーにします。
アオシマから発売されてる個人タクシーキットを使用、各種ステッカー(特に料金)は当時にマッチしませんが、雰囲気重視という事で(笑)。大阪出身なので黄緑のを作ろうかと思ったのですが、デカールを制作せねばならない(文字はだいたい金だったり紺だったり)ので、またにします。
しかし、このデカールは切れる破れる裂ける・・・、マジェスタの時にリベンジを誓ったので使ってみましたが、ラインは塗装の方がラクですよ、絶対に。ほか、糊が甘いのでセッターを使って補強。貼る→乾燥→水につける→補強→乾燥・・・3回は繰り返しました。





セパレート+ATで行こうと思ったのですが、コラムシフトのレバーに誘われて(笑)コラムで行く事に。
キットに入っているコラム用のシートはスタンダード用、頑張ってもデラックス/カスデラなので、セミセパレートをキット加工により作成します。作成します、とか言って何だか形状がおかしいし、灰皿の位置も異なりますね・・・。途中で面倒になってしまったので。



ボディ白は内装青だと思いますので、調色して塗装。シートにはカバーを接着します。接着には木工用ボンドを使用します。そうなんですね、このカバーをかける事を思うと、シートリアルに再現する気がなくなったんですよ。だったら、スタンダード用ママで十分よかったじゃねーか、って事ですね(笑)。
木目部分はウッドブラウンにクリアーオレンジを重ねました。いつもクリアを重ねる場合、水性かエナメルを使うのですが、なぜか今回はラッカーを。筆塗りという事もあってゴワゴワしてしまい、これは失敗ですね。

ホイール(キャップ)はギラギラのメッキが美しいですが、これはちょっと違う気がするのでクレオス8番シルバーで塗装しました。
メッキを剥離しようとハイターに付けたのですが、うんともすんとも・・。たぶんクリアコートされてるようです。クリアコートされてるなら、ラッカー系をそのまま吹いてもヨシなはずなので、剥離せずに塗装しました。


ところで。
430「セドリック営業車」にはGLグレードの設定はありません。この時代からハイグレードを使用する個人タクシーが出てきたと思うので、脳内変換で作成してみますが、後期にはもしかしたらL20キャブのGLはなかったかもしれませんね。この当時、インジェクションをLPG化する事は法的にダメだったと記憶しています。まぁ、いいか(笑)

2014年1月4日土曜日

GRS202クラウンロイヤルサルーン後期(完成)

【2013標準制作 まとめ】



完成です。丁寧に(ワタシレベル)色を塗るだけでそれなりに見栄えのする、さすが現代キットですね。



インテリアは外からよく見えます。ガラスエリアが広いのと、透明度が高い事がそう見える要因でしょうね。多少の手抜きをしても、塗装しておいた方が満足度は高いと思います。
マスキングテープの細切りをたくさん並べて(笑)、ラッカー系で2トーンを塗装。後はエナメルを面相筆で塗っていき、仕上げはスイッチ類にエナメルホワイトをちょんと乗せて、という感じです。







研ぎ出しは回を重ねるごとに下手になっていく気がしています(笑)。追い込めないんですよね、磨きキズが残る事や角だしを恐れて。
艶はそこそこ出ています。太陽光の下だとこの程度まで。
ウインドモールは抑え気味なメッキ感がお気に入り。窓周りは少しヨレるだけで一気に清潔感がなくおもちゃ丸出しな感じになるんですが、今回はしっかりスジ彫りしていた事もあってシャープに仕上がったと思っています。


 
強い個性はないけど、伸びやかなラインがクラウンらしいこのアングルが一番格好イイかな、と思います。日本で乗る”高級車”としてのベストサイズと言われていますし、そのサイズの中で最大限にジイィどもの心を引くようデザインされていると思います。えぇ、ワタシもジジィなんで好きなんですよ(笑)





ブラキッシュレッドマイカという色を再現したかったのですが、まぁこんなもんかな、程度には近くなったように思いますが、いかがでしょうかね。
実はワイパーを省略しています。目に付かないようであれば、省略する事が多いですね。リアルな形状でなかったり、ウインドウに沿わすのが面倒だったりしますので。あと、セキュリティのステッカーなんかも貼り忘れています・・。

素組標準作業をまとめた今回ですが、次回書くことがあれば、もう少し進歩していると良いなぁ。
現時点で満足に組み上げるには、
・興味ある/好きなクルマにすること
・塗り分けやパテ盛りなど、できない事はできないで済ますこと
・詰めて作業をしないこと
くらいでしょうか。


現代キットとしては、比較的安い部類ですからセダン好きならお勧めですよ。