2013年11月30日土曜日

GRS202クラウンロイヤルサルーン後期(1)

【2013標準制作 ボディ下処理編】


つい最近作成したばかりなのですが、また200系クラウンの制作です。
本文に仰々しいタイトルを入れておりますが、2013年最後の完成品になると思いますので、今現在の制作スタイルを残しておきたいという思いと、好きなクルマじゃないと”その気”にならない、今現在最も欲しいクルマでもありますので(そこは機会があれば書きますね)、200系クラウンとしました。

もともと緻密に制作を進める方ではないのですが、ここ1年ではR32くらいでしたね、自分自身でウマくできたと思ったのが。技術的に高いものを持っている訳でもなく、いつもの「まぁ、いいか」でやっつけになってしまうのは仕方ないとしても(えぇぇぇぇ?)、いわゆる清潔感のある仕上がりだけは目指したいと思っています。




アオシマぁぁ!ですよ、もう。開封したらボディが歪んでいました。ボディが薄くなるのは結構ですが、箱できゅうきゅうに詰まっているので、未開封新品でもこんな事に。
購入はジョーシンwebです。この時には1万円弱の購入で、他の”あるモデル”もボディが歪んでいました。ちなみに届いた日は38℃くらいある真夏日だったことを付け加えます。対応が早くて、メールで連絡→1週間で代替品が到着しましたよ。



2013年現在、持ち合わせている工具たちです。プラニッパー、オルファカッター、ピンセット(先が曲がったもの)は最低限必要なものですよね。あとピンバイスはタミヤのものに、極細~2.0mmのドリル歯、Pカッターもオルファ、ハセガワだったかの棒やすりです。写っていないものに、ドリルとセット1980円の安物ルーター、やはりオルファのデザインナイフとハセガワのエッチンソーセットがあります。だいたいこれで事足ります。






 
 
 




このキットで目立ったパーティングラインは1枚目のトランクの部分。あと、金型がちょっとおつかれなのかフロントフェンダーにバリがありました。800番ペーパーで10分もあれば消せるレベルです。
バンパーパーツのゲートは親切な配置だと思います。処理がラクですね。
バンパーとボディの合いですが、アオシマレベルと言ったら良いでしょうか。バチピタではないけど許容できなくもない。けど、気になり出すと気になる。この辺アオシマはすべてのキットがこんな感じですよね。フジミだと合わないものは合わないけど、合うモノはバチピタ(笑)。タミヤはそもそも合いそうにないものは別パーツになんかしてない(爆)。
接着シロも少なく、合わせるのは結構苦労します。




サンルーフ開閉選択式のモデルです。今回も開けることにしました。
モールドにそって、最初は軽くPカッターで、ちまちまとBMCタガネでゴリゴリ削って行きます。
ボディ表面にスジが現れるようになった時、ここが大事でして、1時間近く作業してきてさっさとブチ抜きたい所をじっと我慢して、貫通するまでタガネでコリコリ行きます。
いよいよ抜く段階になったら、必ず表から内側へ抜きます。逆の方がはるかにラクですが、表層剥離みたいになると、ルーフ面をパテ修正せねばなりませんのでね。
なかなかキレイに抜くのは困難です。開口部にペーパーを当てた後ムーンルーフパーツを合わせてみますが、画像左側はちょっと隙間が大きくなってしまいました。




ボディのスジ彫りです。場所によって、Pカッター、BMCタガネ、カッターの背、ハセガワのエッチングソーを使い分けています。Pカッターは古いキットで使うことが多いですね。殆どがBMCタガネです。このキットはもともとスジもキレイなのですが、なぜかウィンド下端のモールだけがあいまいな感じになっています。ここはBMCタガネで彫りました。彫るときは、最初は撫でるように(なぞるだけ)7~8回、そうすると僅かに溝ができてくるので、ちょっとだけ力を入れてさらに10回くらい、そこそこ溝になったら、しっかりとラインを彫っていきます。あせるとタガネの歯があらぬ方向へ行きますし、そのキズが深いと溶きパテなどが必要になるので、ホントゆっくり作業します。Aピラーとフェンダーの境目のようなところは、エッチングソーがラクで良いですよ。



後期用バンパーの設計ミス?ピンがボディ側の穴に届きませんよ。仕方ないのでエポキシパテを媒介するように。バンパーとフェンダーの接着しろが少ない部分にも、補強がてら持っておきます。
ただ気をつけないと、ライトリフレクターや内装パーツなどに干渉しますので、べたつかない程度に乾燥した頃に、これらのパーツと干渉しないかの仮組を行います。
もっとも、硬化後でもリューターやカッターで気楽に削れるので、仮組はあとでも問題ありません。



ボディ全体にペーパーをかけて、うねりなんかの修正を行います。使うのは800番ペーパー。600以下だとついつい力が入った時に、ボディラインが変わるほど削れてしまう事がありますので。
バンパーやサイドスカートの合いが悪い場合、きっちり調整してから接着すべきなのですが、ワタシの場合はこの程度なら、ペーパーを軽く当てる程度で済ませます(ペーパーで段差を直すのは、ボディラインが狂うので辞めた方が良いです。あくまでボカす程度の気持ちです)。
サイドスカートなど、溝から接着剤がはみ出たところは、タガネでゴリゴリしておきます。





サフ入れです。クレオスの1200番缶を使っています。他メーカーのものは使ったことはありません。塗料もそうなのですが、クレオスとタミヤならどこにでも売っている、というのが理由です。いや、ガイアなどは高いから、というのも理由の一つでしょうか。いずれ使ってみたいとは思いますけどね。サフはいわゆる下地のキズ消しと、整形色が有色でことなる塗装をしたい時に使用します。
フジミV35GT-Rのようにきれいなボディなら使わない事もあります。
アオシマのボディ、面はキレイなものが多いのですが、ドアの開口ライン(スジ)まわりはヒケやうねりが多いので、ボディ全面へペーパー掛けを行いますので、サフはどうしても必要になります。
このあと軽く1200番のペーパーで全体をサラっと掛けて様子をみて、問題なければ洗車後に塗装に入ります。



そうそう、前回は組んで撮影してから気づいたリアウィンドのバリ(これ結構見落としてる方が多いような気が)はちゃんと処理しておきました。







2013年11月23日土曜日

ALPIMA C1/2.3(BMW E21) (完成)

さて、完成しました。




やっぱりフロントグリルはライトが離れすぎ(左右ではなく、ハイビームとロービーム)な感じがするので、キットにあったヘッドランプワイパーを付けて見ました。視点が誤魔化されるので多少マシになるかと思ったのですがね。
ドアミラーは初期タイプのモノを選択。こっちの方が「らしい」感じがします。フィンタイプのホイールの出来も満足ですし、何よりボディのプロポーションが素晴らしい。もう何年も実車を見ていませんが、良いできだと思います。




良くも悪くもフジミですよね。足回りは無調整で車高とトレッドはあまり問題ありませんが、キット構成上シャシが全体的に前よりな感じで、ホイールアーチとホイールセンターが合っていません。ワタシはそう酷いものでもないかな、と思い修正はしていません。
バンパーとスポイラー類、ドアミラーなど、外装パーツのすべてフッティングが悪いですね。接着しろが足りないどころか、フロントスポイラーは接着面がないと言っても過言ではないですよ。
こんな時は両面テープを2~3回ひねったもので固定です。位置合わせのやり直しも利きますし。
あ、リアスポイラーが浮いているのは後に修正しました。




今回手を入れたのはウインドモール(レインガータモール)ですが、細プラを貼り込んだのは初めてだからと言い訳して、あまりキレイではありませんね。性格が出てしまう細かい作業です。
ナンバーはキットにALPINAとかあれば良いのですが、付属していたのは5ナンバーでしたので、手持ちジャンクらから3ナンバーを貼りました。どうしてもナンバーデカールはマジメに貼らない習性があります(笑)。

実車を細かくご存じな方の意見を伺いたいですね。自分的にはE21のイメージが忠実に再現された良キットだと感じています。フロントグリルはいっそ1灯にして、316なんかを再現しても良いかもしれません。


時折再販もあるようですし、入手しやすいキットです。安いのも魅力。

2013年11月11日月曜日

430セドリック_GLE(0)

さて、ようやく届きました。



予約していたのですが、予約先では一回の注文ですべてが揃わないと発送してくれないもんですから。そう、エッチングパーツが遅れていたんですね。






キットのレビューは他サイトで大いに展開されいますので、ワタシはエッチングパーツを。
おまけ系はもうちょっと期待しましたけどね、他グレードエンブレムなんかを。
インストのスイッチやメーターパネルのパーツもありますが、すべてGL用のようで、スタンダードには不向きなようですね。



ワタシ的にとっても気になってた事、330パトカーのホイールとどう違うのか。


使い回すのかと思っていましたが、ホイールは爪付きに進化(笑)、お椀キャップも新規のようですよ。330用とは径が異なりますね。



そして、既存のハードトップとの互換。



寸法的にはそう大差ないようです。セダンはボンネットが別パーツ、これをハードトップに載せると一回り小さいですね。これは採寸再現よりは、キット構造に由来するのかな。
ホイールベースはボディだけ見ている限りでは、セダンの方が1.5mmほど長い感じ。





こうやって見る限りでは、極端に寸法が違う感じはありませんね。誰もが考えるハードトップのブロアムバンパーの転用、可能性としては”アリ”という感じに見えます。フロントはバンパー下端がセダンのがちょっと絞られていますね。





内装は設計視点が大きく異なるみたいです。ハードトップのシートが二回りは大きいですし、ドア内張は設計そのものが異なるので(HTはボディへ接着、SDはバスタブになるよう組み付け)、転用は相当工夫が必要なようです。


GLEを2台、スタンダードを1台購入しています。
とりあえずGLをサクっと素組で仕上げて、改造を伴うものは追って作る、という事になりましょうかね。改造を伴うネタ的にはGLベースの方が色々思いつく事があるんで2台購入しています。
当初はスタンダードを3台くらい買って、なんて思っていたんですが、アソコが再現されるのかによるかなと思っていたもので・・・・。


そう、タクシーインスト(爆)。
説明書はタクシーインストになっており、ランナーには不自然なコマ空きがあります。
きっと、すてきなデカールと共に後から販売されることでしょう。