2013年12月8日日曜日

GRS202クラウンロイヤルサルーン後期(2)

【2013標準制作 ボディ塗装編】
 
 





サフの状態でいきなり吹く事が多いのですが、埃がかんだりした時にはクレオスの研ぎ出しクロスなるもので、さらっとやすります。この研ぎ出しクロスって使いにくくて、サフを舐めることにしか使えない(ワタシだけですか)ので、これ専用です。
調色は塗料皿で仮調合を行ってから、瓶で調合しています。今回はブラキッシュレッドマイカを狙いたく調色を進めましたが、どうにもこうにもくすんだムラサキにしかならない状態で、6-7回塗料皿でやり直して、最後は大いに妥協してしまいました。




コンプレッサーとハンドピースがセットになった、クレオスのL5を使用しています。
このハンドピースは0.3mm。メタリックやパール粒子を乗せる際には、塗装ムラを嫌って、以前から使用している0.4mmの吸い上げ式を使用しています。
どうも、0.4はノズルがダメになってるみたいで、かなり噴出粒子が粗く、塗装面がエライ事になっちまいました。



クレオス缶のクリアを吹き付け、3-4日置いて研ぎ出していきます。
ラプロスで水研ぎ、番手を序序に上げていきます。研ぎ出しは、とにかく軽く軽く・・・を心がけておりますが、ついつい力が入ります。粗目でガシガシやりすぎないように、ちょっと甘いかなと思いながら次の番手に進めます。で、次の番手でうまく柚肌が消えそうにないと思ったら、1番戻したりして、3歩進んで2歩下がるような感じです。





粗目でガリガリやると、どうにもキズが残りやすいですし、粗目はどうしても角出ししやすいので、ワタシはこうやっています。




ラプロスで研ぎ出し→再度クリアー吹きをして、細目のラプロスでさらっと研いて、コンパウンドで磨いて行きます。金額も安く、入手もしやすいタミヤの3種を使っています。
ワタシはあまり鏡面には拘らず、艶がしっかり出ればヨシとしています。
角出しなどの研ぎ出しの失敗を恐れて、というのが最大の理由ですが、塗膜の厚さと固さ、これらと乾燥時間の関係が未だ理解できず、中研ぎは2時間、仕上げ研ぎは3時間と、この労力で得られる仕上げで満足しています。


窓モール等のメッキ部分、最近はクレオスのメッキシルバーネクストばかり使用しています。ミラーフィニッシュを貼るのもキレイで良いのですが、メッキシルバーで塗装すると、ちょっと鈍い輝きになって、ステンレスな感じになって気に入っています。
えぇ、貼るのが面倒という事ですよ(笑)。



と、ここまできてルーフ先端とピラーの一部が白化(?)してしまいました。窓枠塗装時のマスキングテープを剥がした際に起こったと思いますが、クリア層が蜘蛛の巣状にヒビ割れしているものと思われます。このルーフ先端部分は、目視で気付かない程度にクリア垂れが起こっていたりする箇所なので、やはり塗装-乾燥時にカチカチに硬化しない何らかの原因があるんだと思います。
ペーパーをかけてクリアをエアブラシ低圧で吹いてリカバリしました。