2020年2月11日火曜日

R31スカイライン2ドア(1)

ハセガワの破竹の勢いってヤツですね。
R31の2ドアはフジミから前期後期のいずれも出ているのに、よくまぁ商品化したもんだと。確かにカーモデルでスカイラインは鉄板ですから、売れなくはないでしょうけどね。
やはりレース仕様の多いハセガワなので、ツーリングカー選手権のバリエーションで市販仕様はGTS-Rのみでバリエーションなんてないだろうと思いきや、NISMO仕様が発売、まぁ内装は同じだから前後グリル程度の追加かと思いきやホイールキャップ仕様の驚愕、そしてまさかの内装新規パーツとアルミ追加で完全前期だとは驚きです。


デカールはGTS-Xの他にXなしがサービスで入っているのですが、リアシートを見るとXなしが正解かもしれません(確かXはセンターアームレストがあるはずなので)。

で、意気揚々とボディの処理を始めたのですが・・・
頭きてぶっ壊してしまいました(笑)。
こんな事したのは初めてです。アオシマのR34の苛立ちが消えておらず「またこんな糞かよ、くっそー!!バキバキ・・」

ボディをパーツで取り寄せて(パーツ請求なんて35年前にバンダイ1/20のルーチェ依頼です)作業を再開した写真で、何にイライラしたのかレポートしますと、

このパーティングラインなんです。以前になにかのキットの時にも書いたのですが目立たなくしようと、ウインドウモールやボディ開口部のラインに重ねるのは、フジミのR35GT-Rくらいの精度でやってくれればペーパー掛け不要で好感持てますが、コンマ何ミリかずれるとかえって目立つどころか、処理不能になってしまうと思います。
これも、ウィンドウモール上端にパーティングラインを持ってきたかったのでしょうが、少し下にズレて、しかも結構きつめになっています。

さらに、この2箇所でヒケになっています。ハセガワってウィンドやプロテクトなどのモールに厚みがない(薄い)ような気がします。再販のギャランのウィンド周りもヒケも含めてこんな感じで、金型古いからしゃーないなぁと思っていたのですが、そういう、薄い方がリアリティあるよね的な設計思想なんでしょうね。

捨てサフを入れると、リアウィンド下端は処理できないと思われ。

肉眼で見てこの状態には気づかず、BMCタガネでスジボリを行っていると、パーティングラインの方をなでている事に気づいたときは手遅れ。ペーパーを当ててパテを盛って修正を試みたのですが、ウィンドウモールが肉薄でボディラインと境がなくなってしまい、スジは彫り直さざるを得なくなりました。
ゼロからこれだけの長いラインを掘るなんて、かなりレベル高いし・・・で、ぶっ壊した(笑)。別に壊さなくても塗装のテストとか、屋根切ってあっちの仕様とか、いくらでも使い勝手はあったのだと壊してから気づきました。


高いパーツですからね、慎重に進めていきます。パーティングラインの深さ(段差)がよく分かると思います。


ヒケのあったところとAピラー付け根のパーティングラインが消しきれていませんが、もうこういう細いモールにパテを盛るのはイヤなので、これで行きます。

先人のサイトを見ると、これに触れている方はいませんね。ハセガワのキットはこういうものだということでしょうか。フジミの板シャーシを初めて知って「こんな手抜きのキットはダメだ」と騒いでいるようなもんでしょうかね。
どうせフラットブラックに塗るからそう目立たないから、って事ですかね。


インタークーラーのダクトは塗り分ける方が面倒そうなので、開口しておきました。


今回の事もあってスジボリ道具を見直しました。BMCタガネは絶版のようです。
これらのレビューはまたいずれ。

ってか道具関係ないですよね、今回の失敗原因は(笑)。

これはすごくよく「切れる」ので、刃先が走ってしまったら大変ですよ。
ボンネットやトランクリッドのオープニングに使いましょう。



これは横に引っ張れるから便利なんですよね、給油口なんかの角処理に。


あるモデラーさんが紹介されてたので購入。
0.3mmプラバン抜くのに結構ハンマーでぶっ叩かないと抜けません。
それより、防錆処理か何かでしょうか、持つと手が錆色に汚れますが。


これは刃先が鋭く、軽く叩いてもカッティングシートに刺さります(笑)。



これって金型新規とかでしたっけ?比較用に作ってみたい感じです。